丁果A320 Dingux local v0.32aでdmenu0.4とmplayerを復活させる
しかし、dingoonity boardsで、vimrcさんがIPU有効、シャットダウン機能有効のカーネルイメージを公開してくれましたので、これを使ってlocal-0.32aにmplayerとシャットダウン機能を復活させ、さらにdmenu0.4に戻したいと思います。
また、IPU有効/無効カーネルの簡単な切り替えロジックも提供してくれましたので、それも併せて試してみます。
■zImage with power-off function enabled:
local-0.32aで追加されたSimpleテーマでdmenu0.4

local-0.32aでシャットダウン(Poweroff)の復活

local-0.32aでmplayerを実行
(mplayerで再生させたのはこれ http://www.youtube.com/watch?v=Sib2L6A6xgw)

では、いってみましょう。
■local-0.32のアーカイブ
■local-0.32からlocal-0.32aへの差分アーカイブ
■IPU有効/無効カーネル切り替えスクリプト
LCDタイプが9331な方
■シャットダウン有効、IPU無効カーネル
■シャットダウン有効、IPU有効カーネル
LCDタイプが9325な方
■シャットダウン有効、IPU無効カーネル
■シャットダウン有効、IPU有効カーネル
■手順1 まずは普通にlocal v0.32aを作成する
※ 2.の手順のみ、通常のlocal v0.32aと違います(シャットダウン有効カーネルを使う)。
1. まっさらなminiSDカードを準備します。
2. 自分のA320にあったLCDタイプの、「シャットダウン有効、IPU無効カーネル」を「zImage」とリネームし、miniSDカードにコピーしてください。
私のA320はLCD9331なので、zImage_9331.rarを解凍してできるzImage_9331をzImageとリネームして使用します。
3. local-0.32a差分アーカイブに含まれる、「rootfs」をminiSDカードにコピーします。
4. local-0.32アーカイブに含まれる「localディレクトリ」をminiSDカードにコピーします。
5. local-0.32a差分アーカイブに含まれる「localディレクトリ」をminiSDカードに上書きコピーします。
■dmenuの設定を0.4用に戻す
1. local-0.32アーカイブに含まれる、local/sbin/mainをmimiSD:/local/sbin/に上書きコピーしてください。
2. local-0.32アーカイブに含まれる、local/dmenu/dmenuをminiSD:/local/dmenu/に上書きコピーしてください。
3. local-0.32アーカイブに含まれる、
local/dmenu/theme/Base/menu_media.cfgと
local/dmenu/theme/Base/menu_system.cfgと
local/dmenu/theme/Base/theme.cfgを
miniSD:/local/dmenu/themes/Base/に上書きコピーしてください。
同様に以下のディレクトリにも上書きコピーしてください。
miniSD:/local/dmenu/themes/Hellsing/
miniSD:/local/dmenu/themes/Simple/
miniSD:/local/dmenu/themes/toddler/
■切り替え起動用カーネルイメージの準備
自分のA320にあった、「シャットダウン有効、IPU無効カーネル」「シャットダウン有効、IPU有効カーネル」のファイル名をそれぞれ「zImage_noipu」「zImage_ipu」に変更し、
miniSDの最上位ディレクトリにコピーしてください。
私のA320はLCD9331なので、zImage_9331.rarを解凍してできるzImage_9331をzImage_noipu、zImage_9331_ipu.rarを解凍してできるzImage_9331_ipuをzImage_ipuとリネームして使用します。
ここまでの作業でminiSDには、rootfs, zImage_ipu, zImage, zImage_noipu, localディレクトリができているはずです。
■カーネル切り替えスクリプトの設定
IPU有効/無効カーネル切り替えスクリプトを展開してできる、「disableipu.sh」と「enableipu.sh」をminiSD:/local/dmenu/scripts/にコピーします。
次に、miniSD:/local/dmenu/themes/Base/menu_system.cfgに以下の青字の行を追加します。
:
MenuItem Terminal
{
Icon = "res/system/terminal.png"
Name = " Display Terminal"
Executable = "sleep 15"
WorkDir = "/"
}
MenuItem EnableIPU
{
Icon = "res/system/terminal.png"
Name = " EnableIPU"
Executable = "sh ./enableipu.sh"
WorkDir = "/boot/local/dmenu/scripts"
}
MenuItem DisableIPU
{
Icon = "res/system/terminal.png"
Name = " DisableIPU"
Executable = "sh ./disableipu.sh"
WorkDir = "/boot/local/dmenu/scripts"
}
MenuItem Reboot
{
Icon = "res/system/reboot.png"
Name = " Reboot"
Executable = "reboot"
WorkDir = "/"
}
:
同様に、以下の設定ファイルも更新します。
miniSD:/local/dmenu/themes/Hellsing/menu_system.cfg
miniSD:/local/dmenu/themes/Simple/menu_system.cfg
miniSD:/local/dmenu/themes/toddler/menu_system.cfg
はい、おつかれさまでした。
ここまでで、dmenu0.4、シャットダウン有効、mplayer実行可能なlocal v0.32aのできあがりです。作成したminiSDでDINGUXをブートさせてください。
■IPU有効/無効カーネルの切り替え方
動画再生ソフトmplayerを動作させるためには、DINGUXカーネルがIPU有効でなければいけません。IPU有効カーネルはメモリを消費するので、エミュレータ等の動作に影響する可能性があります。
ですので、dmenu上からIPU有効/無効カーネルの切り替えをしてみましょう。
今まで説明したインストール手順に従っていれば、Systemメニューに「EnableIPU」「DisableIPU」が選択可能になっているはずです。
「EnableIPU」を選択するとDINGUXがリブートし、IPU有効カーネルで起動します。
IPU無効カーネルで起動したければ、「DisableIPU」を選択してください。
一度どちらかを選択すれば、どちらかを選択し直すまでは起動カーネルは変更されません。

■nesエミュについて
local v0.32aで追加されたnesエミュについては、現在の環境ではsegmentation errorで起動できません。
この件に関しては、NESEMU for DINGUX v0.2: のスレにて、vimrcさんが
とおっしゃっておりますので、もう少しワクテカしながら待ちたいと思います。We have almost solved the problem for Dmenu0.4, I bet the corrected version will be released soon. Please be patient.
(IPU有効カーネルでは、dmenu0.3でもsegmentation errorが発生するのでdmenu0.4が悪いわけではないと思われます。念のため。)
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