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丁果A320用Linux、DINGUXの現在の状況について

DINGUX作者のboobooさんがDINGUXの現在の状況についてコメントしています。

■情報ソース: DINGUX: Merged latest Ingenic patch:

大きなニュースではないが、Ingeric社が新しいカーネルパッチをリリースした。ほとんどは新しい開発ボードのサポートを追加したのみで丁果A320には関係なし。
コアのアセンブリコードにいくらかの修正が見られ、バグ修正のみパッチを適用した。

二つの大きな問題(DMA使用時のUSB不具合と、4bitモード使用時のカード破壊の件)について確認してみたが、どちらも直ってはいなかった。

その他は
・ネットマスクの問題(255.0.0.0から255.255.255.252に変更した)
(訳注: DINGUXとPC間で使用するネットワークアドレスが8bitマスクで大きかったため、PCの実イーサネットインタフェースのIPアドレスとかぶる可能性が大きかったが、これを30bitマスクに縮小し、PC側アドレス、A320側アドレス、ブロードキャストアドレスのみを占有するようにした)

・toolchainとrootfsを、今までMIPS Iとしていたのを今回MIPS32r1アーキテクチャとしてリビルドし直した。これにより、小さなコードで動作が早くなるはず。Ingeric社はCPUがMIPSだとは言っていないけど。Vladimir SilyaevさんがIngeric社のkernelがMIPS32r1用に設定されていることに気づいたので、toolchainもそうであるべき。

・Qi-Hardwareの人たちが「Ben NanoNote device」のプロトタイプを送ってくれた。彼らはIngeric社から最新のkernel 2.6.27パッチを入手しているが、私はUSB DMA問題とカード破壊問題が直ってたかどうかは試していない(重要なものはIngericの公式な2.6.24.3パッチで直っているはずなので、期待はしていない)。

・dual-bootインストールの途中で、書き込みに失敗するという報告をいくつかもらっている。オリジナルのSPLリストア機能はうまくいくにもかかわらず。一番目のフラッシュブロックにbad pageを持っているように思われる(これ自体はNANDフラッシュとしてはふつうのこと)。フラッシュ書き込みツールがそれらを適切に扱えない。修正は簡単だが、先頭ブロックにbad pageを持つA320を持っていないので時間がかかるかも。

ということです。

ちなみに文中にでてくるBen NanoNote Deviceは以下のdingoo-sceneでも触れられているものです。2009年秋にもリリースされるということで、もうじきですね。A320と同じチップを積んでいます。LCDがQVGA(320x240)ではなく、VGA(640x480)であればよかったのですが。
dingoo-scene: Nanoo Nanoo, Ben NanoNote:

image[17]

Qi Hardware:
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